タウンズビルから今晩は! もこなです
私はマリーバでハウスシッティングの仕事をするはずだったワーホリメーカーですが、色々な事情が重なり現在タウンズビルに滞在中
ハウスシッティングとは家の留守を預かる仕事のことで大抵はペットの世話や庭の手入れをする代わりに無料で滞在ができます
ハウスシッティングの仕事を探す専用のウェヴサイトもあるくらいオーストラリアでは盛んな仕事です
私はhelpxというボランティアサイトを通じて滞在することになったマリーバのドライマンゴー農家宅で普段はドライマンゴーの袋詰め作業を手伝っていました
このドライマンゴー農家のオーナー夫妻がホリデーに出かけている間、動物の世話と家の掃除を頼まれたのがハウスシッティング職になったきっかけです
私はあくまでもハウスシッティングを頼まれてマリーバに滞在していたはずなのですが、それとは別の事情でタウンズビルに一次的に滞在する運びになりました
ドライマンゴー農家のオーナー氏には認知症のお母さんがおり、普段は自宅で介護をしています
ホリデーでオーナー夫妻が不在の間、オーナー氏の弟と妹が交代で介護をバトンタッチすることとなりました
私はドライマンゴー農家に合計で3回、3ヶ月以上滞在しているので時々介護の手伝いもしていました
普段一緒に住んでいないオーナー氏の弟や妹よりは最近の認知症のお母さんの様子に詳しい私
私は日本で介護関係の仕事をしていたので一応その道のプロであったこと
認知症で物忘れの進んだお母さんは英語をすっかり忘れてイタリア語でしか会話が出来ません
たまたま過去にイタリア語留学をしていた私は、お母さんの話す方言(カラブリア弁)こそ分かりませんが、簡単な会話が可能だったことからオーナー夫妻が忙しいおりには積極的に介護の手伝いをしていました
今回仕事の都合でマリーバに介護に来られない妹宅にお母さんを届けにオーナー氏の弟とマリーバからお母さんを連れての大移動
大変でした…
マリーバからタウンズビルへは車で5時間かかります
地図上で見ると近そうですがオーストラリアは巨大な国なので実際は遠いです
5時間の旅とは言え高齢の老人を連れての移動ですから途中で数回の休憩を挿みました
唯でさえ遠い道のりで疲れ易く、疲れると途端に「帰りたい」と落ち着かなくなってしまうお母さんを連れての旅
もう2度としたくはありません
最近介護をしていた私は、物忘れの激しいお母さんに認識されていないながらも「困った時に助けてくれる人」という認識はあるようで一緒に居ると安心出来る人ではあるようです
因みにお母さんは家族である息子や娘のこともスッカリ忘れてしまっています(どのような関係であるかの認識は既にない状態)
オーナー氏の弟が運転に専念できるようお母さんの様子をみつつ一緒にタウンズビルの妹宅に介護のバトンタッチ旅
無事到着できたので、適当に数日過ごし私は一人でマリーバへ本来のハウスシッティング職に戻る予定です
helpxを通して色々な場所でお世話になった旅人もこな
マリーバのドライマンゴー農家の家族には大変親切にしていただきました
私なりに出来る限りの恩返しが出来たら良いかと思い引き受けた介護旅
想像以上に疲れました
これで少しは恩返しが出来たと思いたい…
しかしマリーバへ帰るのも結構大変なんだよなぁ